リフターに四駆はある?FFとグリップコントロールで雪道を走るコツ

雪の坂道を上るリフター

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スキー場やキャンプ場へ行くことを考えて、『リフターって四駆はあるの?』と調べている方も多いはずです。

結論から言うと、日本で売られているリフターに四駆(4WD)はなく、全車が前輪駆動(FF)です。その代わり、路面に合わせて制御を切り替える「アドバンスドグリップコントロール」が付いています。

この記事を読むと、FFのリフターでどこまで走れるか、雪道で何を準備すればいいかが分かります。

目次

リフターの駆動方式は?四駆はありません

先に結論

現行のGT(5人乗り)もLONG GT(7人乗り)も、駆動方式は前輪駆動(FF)だけです。4WDを選ぶことはできません。

リフターの日本仕様は、全車が1.5Lディーゼルターボと8速ATの組み合わせで、前輪だけを駆動します。改良前のアリュールやGTも同じくFFです。

項目RIFTER GTRIFTER LONG GT
駆動方式前輪駆動(FF)前輪駆動(FF)
4WDの設定なしなし
悪路向けの装備アドバンスドグリップコントロール(ヒルディセントコントロール付)同じ
最低地上高180mm180mm
タイヤ215/60R17215/60R17
価格(2026年10月時点)4,780,000円4,980,000円

数値はプジョー公式の装備・諸元(2026年6月版)、価格は経済変動加算額込みの2026年6月改定値です。

海外の写真で、いかにもオフロードが得意そうなリフターを見かけることもありますよね。ただ、日本で正規に買えるのはFFだけなんです。

グレードごとの装備の違いはリフターのグレード解説でまとめています。

アドバンスドグリップコントロールって何ができる?

『四駆じゃないなら、雪や砂利道は無理なの?』と不安になりますよね。

アドバンスドグリップコントロールは、前輪の空転を路面に合わせて制御するモード切替です。四駆のように後輪を回すわけではありませんが、滑りやすい道で前に進む力を引き出しやすくしてくれます。

モード向いている場面どう働くか(イメージ)
ノーマル舗装路、普段の運転通常の制御で走る
スノー雪道、凍った坂道前輪の空転を抑えて、じわっと進む
マッドぬかるみ、濡れた草地片方の車輪が滑っても、もう片方へ力を回しやすくする
サンド砂浜、柔らかい砂少しだけ空転を許して、砂に埋まりにくくする
ESC OFF深い雪などで抜け出したい時横滑り防止の制御を切る

ESC OFFは、深い雪にはまった時など限られた場面のためのモードです。普段の運転では使わず、抜け出したら元に戻しておきましょう。

ヒルディセントコントロール

急な下り坂で、ブレーキを自動で使って低い速度を保ってくれる機能です。雪の下り坂や、キャンプ場へ下る砂利道で役立ちます。

使い方はシンプルで、走り出す前に路面に合ったモードを選んでおくだけです。雪の駐車場から出る時はスノー、キャンプ場の芝生サイトから出る時はマッド、という感じですね。

モードを選んだまま舗装路に戻ったら、ノーマルに戻すのを忘れないようにしておきましょう。

過信は禁物

グリップコントロールは、タイヤの性能以上のグリップを生み出す装備ではありません。夏タイヤのまま雪道に入れば、どのモードでも滑ります。冬はスタッドレスタイヤが前提です。

モードの細かい作動条件は年式で違うことがあります。お持ちの車の取扱説明書で、モードの切り替え方と注意書きを一度読んでおくと安心です。

リフターのアドバンスドグリップコントロール5つのモードを示した図解

リフターで雪道は走れる?FFで走るコツ

FFは、エンジンなど重いものが前にあって、その前輪で引っ張る形です。雪道の上り坂でも、前輪に重さがかかるので意外と進んでくれます。

一方で、四駆と比べると発進や登り坂の粘りでは差が出ます。そこは割り切りが必要なところです。

雪道を走る前の準備
  1. 冬になる前にスタッドレスタイヤ(215/60R17)に履き替える
  2. 取扱説明書でタイヤチェーンが使えるか、どの種類かを確かめる
  3. 雪の多い地域へ行く時は、現地の給油所で軽油を入れる
  4. 出発前にグリップコントロールの切り替え方を練習する
  5. スコップ、手袋、毛布を荷室に積んでおく

スタッドレスタイヤの選び方や費用の目安はリフターのタイヤサイズと交換費用で詳しく書いています。

寒い地域では、気温が下がる時期に凍りにくい軽油が売られています。暖かい地域で入れた軽油のまま寒い場所に長く置くと、エンジンがかかりにくくなることがあるんです。

ディーゼルの燃料の注意点はリフターのディーゼルにまとめています。

雪道の運転で意識したいこと
  • 発進はアクセルをそっと踏み、タイヤを空転させない
  • 上り坂の手前で止まらないよう、車間を広めにとる
  • 下り坂はパドルシフトで低いギアを使い、ブレーキを踏みすぎない
  • カーブの手前で十分に減速しておく
  • 滑り始めたら、慌ててハンドルを大きく切らない

例えば、スキー場の駐車場でこんな会話になることもあります。

「この坂、FFで上がれるかな」<br>「スノーモードにして、ゆっくり行ってみよう」

『四駆じゃないと不安』という気持ちも分かります。ただ、運転の仕方と準備で、多くの場面は乗り切れます。

FFのリフターで雪道を走る時に、四駆と比べてどこに差が出るかも見ておきます。

場面FFのリフター4WDの車
除雪された平らな道スタッドレスで走りやすい走りやすい
雪の上り坂での発進空転しやすく、ゆっくり発進が大事発進しやすい
深い雪からの脱出スコップで掘る準備がほしい抜け出しやすい
雪の下り坂ヒルディセントとエンジンブレーキでブレーキの効き自体は同じ
凍った路面でのブレーキ慎重な減速が必要慎重な減速が必要

ここが大事なところです。止まる力は、四駆でもFFでもタイヤ次第なんです。

「四駆だから大丈夫」と速度を出しすぎて滑る例もよく聞きます。FFだと自覚して慎重に走る方が、結果として安全な場面もありますよ。

雪の多い場所へ行く日は、時間に余裕を持って出発してみてください。急いでいる時ほど、アクセルもブレーキも雑になりがちです。

オフロードやキャンプ場の砂利道はどうなる?

リフターの最低地上高は180mmです。舗装されていないキャンプ場の砂利道や、河原の手前の未舗装路くらいなら、ゆっくり走れば困ることは少ないはずです。

ただ、岩がごろごろした林道や、深いわだちのある道は得意ではありません。そこはリフターの使い方の範囲外と考えておきましょう。

道の種類リフターでの目安気をつけること
キャンプ場の砂利道ゆっくりなら走りやすい石はねと車体の下をこすらないように
濡れた芝生のサイトマッドモードを試す雨の後は入らない判断も大事
砂浜の手前の砂地サンドモードを試す深い砂には入らない
雪の積もった坂道スタッドレスとスノーモードでチェーンを積んでおく
岩の多い林道・深いわだち向いていない無理に入らない

キャンプ場の入り口は、舗装が途切れて段差になっていることがよくありますよね。そんな場所は、斜めにゆっくり進入すると車体の下をこすりにくくなります。

雨の翌日の芝生サイトは、見た目より柔らかいことがあります。『ここ、入って大丈夫かな』と迷ったら、先に歩いて地面の固さを確かめてみてください。

もしタイヤが空転して進まなくなったら、アクセルを踏み続けないことが大事です。空転させるほど溝が深くなって、抜け出しにくくなります。

ぬかるみで進まなくなった時
  1. いったんアクセルを戻して止まる
  2. グリップコントロールをマッドかサンドに切り替える
  3. ハンドルをまっすぐにして、そっとアクセルを踏む
  4. 動かなければ、タイヤの前の土や雪をスコップでどける
  5. それでも無理なら、ロードサービスに連絡する

前後にアンダーガードが付いているとはいえ、車体の下を強く打てば修理が必要になります。迷ったら引き返すのが一番です。

キャンプや釣りでの使い方、荷物の積み方はリフターでキャンプ・釣りで詳しく見られます。

7人乗りのLONG GTは、ホイールベースが2,975mmと長くなります。段差の大きな場所では、車体の真ん中をこすらないよう、より慎重に越えてみてください。7人乗りのサイズはリフター ロングの価格とサイズで確かめられます。

リフターで走れる道と向かない道を比べた図解

四駆がどうしても必要な人はどう選ぶ?

FFのリフターで足りやすい人
  • 雪は年に数回、除雪された道を走る程度
  • キャンプ場の砂利道までが主な行き先
  • スタッドレスとチェーンの準備をする気がある
  • 燃費や車両価格を抑えたい
四駆を選んだ方がいい人
  • 毎朝、除雪前の坂道を上る必要がある
  • 豪雪地域に住んでいる
  • 林道や河原の奥まで入る趣味がある
  • 坂の上に家があり、冬に立ち往生が心配

『雪国に住んでいるけど、リフターの荷室が諦められない』という方もいますよね。

その場合は、冬だけ別の手段を考えるのも一つの方法です。例えば、大雪の日は無理に出かけず、出かける日を天気に合わせて選ぶだけでも困る場面はかなり減ります。

地元の販売店で冬の使い方を相談してから決めるのもおすすめです。同じ地域で乗っている人の様子は、販売店がいちばんよく知っています。

四駆が条件なら、競合の三菱 デリカD:5のように4WDを選べる車も候補に入ります。輸入MPVどうしのサイズや価格の比較はリフターとベルランゴ・ドブロ・カングーの比較で見られます。

FFで足りると思えたら、次は総額の確認です。雪の多い地域なら、スタッドレスタイヤを含めた見積もりで比べておくと、あとで慌てずに済みます。

リフター買いたいドットコム

リフターの値段、先に相場を見ておく

スタッドレスタイヤやチェーンも含めた総額で、複数の見積もりを取って比べてみてください。

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※相場は年式・走行距離・状態で変わります。

見積もりのどこで差がつくかはリフターの見積もりの見方、値引きの相場はリフターの値引き相場で詳しく書いています。

よくある質問

リフターに四駆(4WD)はありますか?

ありません。日本で売られているリフターは、現行も改良前も前輪駆動(FF)だけです。

アドバンスドグリップコントロールは四駆の代わりになりますか?

四駆とは仕組みが違います。前輪の空転を路面に合わせて制御するモード切替で、滑りやすい道で前に進む力を引き出しやすくする装備です。

リフターで雪道は走れますか?

スタッドレスタイヤを履き、スノーモードを使って慎重に走れば、除雪された道なら走れる場面が多いです。毎朝除雪前の坂を上るような使い方なら、四駆の車も比べてみてください。

リフターの最低地上高は?

180mmです。キャンプ場の砂利道程度なら走りやすいですが、岩の多い林道や深いわだちには向いていません。

スタッドレスタイヤのサイズは?

現行のGTとLONG GTの標準タイヤは215/60R17です。中古のアリュールなど過去のグレードは205/60R16の個体もあるので、車に付いているタイヤの表示を確かめてください。

まとめ

この記事の要点
  • リフターに四駆はなく、全車が前輪駆動(FF)
  • 代わりにアドバンスドグリップコントロール(ノーマル/スノー/マッド/サンド/ESC OFF)が付く
  • 最低地上高は180mmで、砂利道までなら走りやすい
  • 雪道はスタッドレス(215/60R17)とスノーモード、現地での給油がポイント
  • 豪雪地域や林道に入る趣味があるなら、4WDの車も比べる
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リフター買いたいドットコム 編集部

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