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輸入車で荷物がたっぷり積めるクルマを探すと、リフターとカングーの2台で止まりますよね。見た目の雰囲気も似ていて、どこで決めればいいのか迷う方は多いはずです。
結論から言うと、一番の分かれ目は「後ろの開き方」です。リフターは上に跳ね上げるゲート、カングーは左右に開く観音開きです。
ここに、運転席の作りとエンジンの選び方の差が重なります。
リフターの数字は公式値で並べつつ、カングーと比べる時に見るべきところを順番にお話しします。
リフターとカングー、まず何が違う?
2台とも、背が高く、両側にスライドドアがあり、荷室が広い輸入MPVです。ここまではよく似ています。
違いが出るのは、後ろの開き方、運転席の作り、選べるエンジンの3つです。
リフターは「跳ね上げゲート+ガラスハッチ」「小径ハンドルのi-Cockpit」「全車ディーゼル」。カングーは「観音開き」「一般的なハンドルとメーター」「ガソリンとディーゼルの設定がある」。この3点で好みが分かれます。
| 比べるところ | プジョー リフター(2026年10月時点) | ルノー カングー |
|---|---|---|
| 後ろの開き方 | 跳ね上げ式テールゲート+リアオープニングガラスハッチ | 観音開き(左右に開くダブルバックドア) |
| 後席ドア | 両側スライドドア(手動) | 両側スライドドア |
| エンジン | 1.5L BlueHDiディーゼルターボのみ(軽油) | ガソリンとディーゼルの設定がある(時期で変わる) |
| トランスミッション | 8速AT(EAT8) | 公式で確認 |
| 運転席 | i-Cockpit(小径ハンドル+上に置いたメーター) | 一般的なハンドルとメーター配置 |
| 7人乗り | リフター ロング(LONG GT) | グランカングー |
| 駆動方式 | FFのみ(4WDなし) | 公式で確認 |

カングーの価格・寸法・燃費は、年式や限定車で動きやすい数字です。この記事ではリフター側の数字だけを確定値で出し、カングー側はルノー公式の最新値で確かめる前提で比べていきますね。
ベルランゴやドブロも含めた4台の比較はリフターとベルランゴ・ドブロ・カングーの比較でまとめています。
跳ね上げゲートと観音開き、使いやすいのはどっち?
ここが2台を分ける一番のポイントです。毎日の荷物の出し入れに直結します。
リフターのテールゲートは上に大きく開くので、開けている間は屋根の代わりになります。雨の日の積み下ろしや、キャンプでの着替えに便利なんです。
さらにリフターには、ゲート全体を開けずにガラス部分だけを開けるリアオープニングガラスハッチがあります。後ろに壁が迫っていても、小さな荷物ならここから出し入れできます。
- 雨の日に、ゲートの下で濡れずに荷物を出し入れしたい
- キャンプや釣りで、後ろを日よけ代わりに使いたい
- 買い物袋だけなら、ガラスハッチから出し入れしたい
- 後ろに壁がある駐車場では、ゲートを全開にしにくい
- 背の低い方は、開けたゲートに手が届きにくいことがある
- 天井の低い車庫では、開ける高さに注意が必要
一方、カングーの観音開きは、左右の扉を片側ずつ開けられます。後ろのスペースが少なくても開けやすく、重い荷物を真後ろから積みやすいのが良いところです。
『雨の日はどうなの?』と気になりますよね。観音開きは屋根の代わりにはなりません。
そのかわり、狭い場所で片側だけ開けて出し入れする場面ではとても使いやすいです。
- 駐車した時、車の後ろに何cm空くか
- 車庫の天井の高さ(跳ね上げゲートを開ける場合)
- 荷物を積むのは雨の日が多いか、狭い場所が多いか
エンジンと燃費の違い
リフターのエンジンは、全車1.5L BlueHDiディーゼルターボです。ガソリン車、ハイブリッド、EVは日本向けにありません。
最高出力は130ps、最大トルクは300Nmで、8速ATと組み合わせます。燃料は軽油、タンクは50Lです。
| 項目 | リフター GT/LONG GT(公式諸元 2026年6月版) |
|---|---|
| エンジン | 1.5L 直列4気筒ディーゼルターボ(1,498cc) |
| 最高出力/最大トルク | 130ps/300Nm |
| トランスミッション | 8速AT(EAT8) |
| 燃費(WLTC) | 18.1km/L |
| 燃料・タンク | 軽油・50L |
| 自動車税(年) | 30,500円 |
カングーは、ガソリンとディーゼルの設定がある点がリフターと違います。どのグレードにどのエンジンがあるかは時期で変わるので、検討する時点の公式ページで見ておきましょう。
『ディーゼルって、何か面倒なことはある?』という方もいるはずです。リフターはAdBlue(尿素水)を使うので、走行距離に応じて補充が要ります。
例えば、こんな会話になりがちです。
「軽油が安いのはいいけど、AdBlueって何?」
「排ガスをきれいにする液だよ。足りなくなる前に補充すればいいんだ」
AdBlueの補充の目安はリフターのAdBlueで、ディーゼルのメリットと注意点はリフターはディーゼルのみでお話ししています。
運転席の作りで好みが分かれます
実は、試乗して一番印象が違うのが運転席です。
リフターはプジョー独自のi-Cockpitを採用しています。小さめのハンドルの上からメーターを見る作りで、視線の移動が少なく済むのが狙いです。
ただ、座る位置やハンドルの高さによっては、メーターの一部がハンドルに隠れることがあります。ここは人によって合う・合わないがはっきり出ます。
ふだんの運転姿勢に合わせてシートとハンドルを調整してから、メーターが全部見えるかを確認してみてください。家族で運転する場合は、運転する全員で座ってみるのがおすすめです。
カングーは一般的なハンドルとメーターの配置です。国産車から乗り換える方には、こちらのほうが違和感が少ないかもしれません。
リフターの運転席の詳しい話はリフターのi-Cockpitとメーターで、運転のしやすさはリフターは運転しやすい?でまとめています。
7人乗りで比べるとどうなる?
7人乗りが欲しい場合は、リフター ロングとグランカングーの比較になります。
リフター ロングは、標準のリフターより全長が355mm長く、3列目に2人座れます。価格は2026年10月時点でLONG GTが4,980,000円です。
| 項目 | RIFTER GT(5人乗り) | RIFTER LONG GT(7人乗り) |
|---|---|---|
| 価格(2026年10月時点) | 4,780,000円 | 4,980,000円 |
| 全長×全幅×全高 | 4,405×1,850×1,855mm | 4,760×1,850×1,875mm |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.8m |
| 5名乗車時の荷室(VDA) | 983L | 1,538L |
| 3列目 | なし | 2座独立・130mmスライド・脱着可 |

グランカングーは、導入の時期や台数が限られることがあります。『欲しい時に買えるか』も含めて、販売店で確かめておきたいところです。
リフター ロングの中身はリフター ロング(7人乗り)の価格とサイズで、5人乗りとの比べ方はリフターとリフター ロングどっちを選ぶ?で詳しく解説しています。
荷室とサイズで見るときのコツ
『荷室はどっちが広いの?』と、カタログの数字を並べたくなりますよね。ただ、荷室容量は測り方(VDA方式など)で数字が大きく変わります。
リフターの公式値は、5名乗車時で983L、2列目を倒すと2,126Lです。助手席まで倒せば、約2.7mの長い物も載ります。
カングーと比べる時は、同じ測り方の数字かどうかを先に見ておきましょう。測り方がそろっていない数字を並べても、正しい比較にならないんです。
一番確実なのは、ふだん積む物を持って販売店に行くことです。ベビーカーや自転車、キャンプ道具を実際に積んでみると、数字より分かりやすい答えが出ます!
積み方の具体例はリフターの荷室の広さでまとめています。
兄弟車のベルランゴも候補に入れると
リフターと同じ土台・同じエンジンを使うシトロエン ベルランゴも、よく一緒に比べられます。顔と運転席まわりが違う、近い関係のクルマです。
リフター、ベルランゴ、カングーの3台で迷っているなら、まず「後ろの開き方」でカングーかそれ以外かを決めるとスッキリします。そのあとでリフターとベルランゴを比べると迷いにくいです。
3台の関係はリフターの兄弟車で詳しくお話ししています。
どっちを選ぶ?使い方別の目安
ここまでの違いを、使い方別にまとめます。迷った時は、自分に近い行を見てみてください!
| 使い方・好み | 向いているのは | 理由 |
|---|---|---|
| 雨の日の積み下ろしが多い | リフター | ゲートが屋根になる |
| 後ろが狭い駐車場が多い | カングー | 片側だけ開けられる |
| 長距離をよく走る | リフター | 300Nmのディーゼルと8速AT |
| ガソリン車がいい | カングー | ガソリンの設定がある |
| 運転席は普通の配置がいい | カングー | 一般的なハンドルとメーター |
| 7人乗りを確実に手に入れたい | リフター ロング | カタログモデルとして選べる |

『どっちも好きで決められない』という方は、実際に自宅の駐車場で後ろを開ける場面を想像してみてください。たいてい、そこで答えが出ます。
見積もりは同じ条件でそろえて取る
最終的に比べるのは、乗り出しの総額です。車両本体だけ見ても、オプションや諸費用で差が変わります。
- リフターとカングーで、乗車人数と色をそろえた見積もりを出してもらう
- 車両本体・オプション・税金・登録費用を分けて書いてもらう
- 下取りがある場合は、下取りを抜いた金額でも比べる
- 総額と使い方の相性を並べて決める
リフターの価格は経済変動加算額を含んでいて、今後変わることもあります。最新の金額は見積もりで確かめるのが確実です。
値引きの交渉の順番はリフターの値引き相場と交渉の順番で詳しくお伝えしています。
よくある質問
リフターとカングーの一番の違いは何ですか?
後ろの開き方です。リフターは跳ね上げ式テールゲートとガラスハッチ、カングーは観音開きのバックドアです。
リフターにガソリン車はありますか?
ありません。日本向けのリフターは全車1.5Lディーゼルターボ(軽油)です。
リフターの燃費はどれくらいですか?
カタログ値はWLTCモード18.1km/Lです(GT・LONG GT共通)。実際の燃費は走り方や道で変わります。
リフターに観音開きの仕様はありますか?
日本仕様のリフターに観音開きのバックドアはありません。跳ね上げ式テールゲートのみです。
リフターとカングー、7人乗りはどちらもありますか?
リフターにはリフター ロング(LONG GT)、カングーにはグランカングーがあります。グランカングーの導入状況は時期で変わるので、販売店で確かめてみてください。
まとめ
- 一番の違いは後ろの開き方(リフター=跳ね上げ、カングー=観音開き)
- リフターは全車1.5Lディーゼル・8速AT・WLTC 18.1km/L
- リフターの価格は2026年10月時点でGT 4,780,000円、LONG GT 4,980,000円
- 運転席はリフターがi-Cockpit、カングーは一般的な配置。試乗で確かめる
- カングーの数値は年式で変わるので公式の最新値で比べる
- 最後は同じ条件の見積もりで総額を比べる





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