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背の高い箱型のリフターを見て、『1.5Lで家族と荷物を積んで、ちゃんと走るの?』と心配になった方も多いはずです。
結論から言うと、リフターの1.5Lディーゼルは最大トルク300Nmを低い回転で出すので、数字以上に力強く走れます。排気量の小ささで判断しないのが大事なところです。
この記事を読むと、エンジンのスペック、8速ATの特徴、5人乗りと7人乗りの走りの差が分かります。
リフターのエンジンのスペックは?
現行のリフターは全車、1.5L BlueHDiディーゼルターボ(130ps・300Nm)と8速ATの組み合わせです。5人乗りのGTも7人乗りのLONG GTも同じエンジンです。
まずは公式の数字を並べてみます。出典はプジョー公式の装備・諸元(2026年6月版)です。
| 項目 | RIFTER GT | RIFTER LONG GT |
|---|---|---|
| エンジン形式 | ターボ付き 直列4気筒DOHC ディーゼル | 同じ |
| 排気量 | 1,498cc | 1,498cc |
| 内径×行程 | 75.0×84.8mm | 75.0×84.8mm |
| 圧縮比 | 16.4 | 16.4 |
| 燃料供給 | コモンレール式筒内直接噴射 | 同じ |
| 最高出力 | 96kW(130ps)/3,750rpm | 96kW(130ps)/3,750rpm |
| 最大トルク | 300Nm/1,750rpm | 300Nm/1,750rpm |
| トランスミッション | 8速AT(EAT8) | 8速AT(EAT8) |
| 駆動方式 | 前輪駆動(FF) | 前輪駆動(FF) |
| 車両重量 | 1,630kg | 1,700kg |
| 価格(2026年10月時点) | 4,780,000円 | 4,980,000円 |
価格は経済変動加算額込みの2026年6月改定値です。今後も変わりうるので、最新は見積もりで確かめてみてください。
燃料は軽油で、ガソリン車やハイブリッドは日本仕様にありません。ディーゼルならではの注意点はリフターのディーゼルで詳しく書いています。
最高速度は、日本の公式諸元に載っていない項目です。この記事では確かめられない数字は出さないので、気になる方はディーラーに聞いてみてください。
130ps・300Nmってどれくらい力がある?
『130psって、ミニバンにしては少なくない?』と感じる方もいますよね。
数字だけ見ると控えめに見えます。ただ、ディーゼルで大事なのは最高出力より、最大トルクとそれが出る回転数なんです。
リフターは300Nmを1,750rpmで出します。普通に街を走る時の回転の辺りで、いちばん強い力が出ている状態です。
トルクは「タイヤを回す力の強さ」、出力は「その力をどれだけ速く出し続けられるか」と考えると分かりやすいです。発進や坂道で効くのはトルクの方です。
重さに対してどれくらいの力があるか、計算してみました。
| 計算した数字 | RIFTER GT(1,630kg) | RIFTER LONG GT(1,700kg) |
|---|---|---|
| 1psあたりの重さ | 約12.5kg | 約13.1kg |
| 1Nmあたりの重さ | 約5.4kg | 約5.7kg |
数字が小さいほど、重さに対して力に余裕があるという意味です。GTとLONG GTの差は70kgなので、大人1人分ほどの違いと考えると想像しやすいですね。
実際には人と荷物の重さが加わります。7人乗りで全員乗ると、この差より乗る人の重さの方がずっと大きく効いてきます。
そんな時こそ、低い回転で出る300Nmが効いてきます。満員で坂道を上る場面でも、アクセルを深く踏み込まずに進みやすいんです。
逆に、高速道路で追い越しを急ぐような場面は、ガソリンの大排気量車ほど鋭くはありません。余裕を持って車線を変える走り方が合っている車です。

8速ATはどんな走り?
リフターのトランスミッションは、トルコン式の8速AT(EAT8)です。ギアの段数が多いので、エンジンの回転を低く保ったまま走れます。
高速道路を一定の速さで走る時も、エンジンの回転が上がりすぎず静かに巡航しやすいんです。
| 装備 | 内容 |
|---|---|
| シフトの形 | トグル式シフトセレクター |
| 手動での変速 | パドルシフト |
| ドライブモード | ノーマル/エコ |
| 坂道発進 | ヒルスタートアシスタンス |
| 駐車ブレーキ | エレクトリックパーキングブレーキ |
トグル式のシフトは、レバーを前後に動かすのではなく、小さなスイッチを押したり引いたりして操作します。最初は戸惑うかもしれませんが、何度か乗るうちに慣れる方が多いです。
パドルシフトは、長い下り坂でエンジンブレーキを使いたい時に便利です。山道に行くことがある方は、使い方を覚えておくと安心ですね。
エコモードは、アクセルの反応を穏やかにして燃料を節約する方向の設定です。のんびり走りたい日にはエコ、合流が多い日はノーマルと使い分けてみてください。
トルコン式のATは、渋滞でのノロノロ運転でもギクシャクしにくいのが良いところです。家族を乗せて街なかを走る時も、発進がなめらかだと助かりますよね。
坂道の途中で止まった時は、ヒルスタートアシスタンスが少しの間ブレーキを保ってくれます。ブレーキからアクセルへ踏みかえる間に下がりにくいので、坂の多い街でも安心です!
街乗りと高速道路、走りの特徴は?
- 低い回転から力が出るので、発進や坂道で踏み込まなくても進む
- 8速ATで高速道路の巡航が静か
- WLTC高速で20.2km/Lと、長距離で燃料が減りにくい
- 運転支援のアクティブクルーズコントロールが約0〜180km/hで使える
- 箱型で背が高いので、横風を受けると揺れを感じることがある
- 加速の鋭さを求めるスポーティな走りは得意ではない
- アイドリングストップからの再始動に慣れが必要なことがある
- ディーゼル特有のエンジン音が気になる人もいる
燃費の数字は、走る場面ごとにはっきり差が出ます。GTとLONG GTは燃費の数値が共通です。
| WLTCモード | 燃費(GT・LONG GT共通) |
|---|---|
| 総合 | 18.1km/L |
| 市街地 | 14.5km/L |
| 郊外 | 18.2km/L |
| 高速道路 | 20.2km/L |
| JC08モード(参考) | 22.6km/L |
高速道路の方が燃費が良いのは、8速ATで回転を低く保てるからです。逆に、信号の多い街なかでは数字が下がります。
実際の燃費がカタログからどれくらい下がるかはリフターの実燃費で見てみてください。
例えば、高速の合流でこんな会話になることもあります。
「この車、思ったより加速するね」<br>「低い回転から力が出るから、踏み込まなくても進むんだよ」
『ディーゼルって、音や振動がうるさいのでは?』と気になる方もいますよね。
停まっている時や発進の瞬間は、ガソリン車より少しエンジンの音が聞こえやすいです。ただ、速度が乗ってしまえば、8速ATで回転が低く抑えられるので気になりにくくなります。
音の感じ方は人によってかなり違います。試乗の時は、窓を閉めた状態で発進と高速の合流の両方を試してみてください。
静かさや揺れについてはリフターの乗り心地と静かさで詳しく書いています。
運転のしやすさや視界、小回りについてはリフターは運転しやすいかで詳しく書いています。
5人乗りGTと7人乗りLONG GTで走りは違う?
『7人乗りの方が重いから、走りが遅いのでは?』と気になりますよね。
エンジンとATは同じなので、違いは車の重さと大きさです。数字で比べてみます。
| 項目 | RIFTER GT | RIFTER LONG GT | 差 |
|---|---|---|---|
| 全長 | 4,405mm | 4,760mm | 355mm |
| ホイールベース | 2,785mm | 2,975mm | 190mm |
| 車両重量 | 1,630kg | 1,700kg | 70kg |
| 最小回転半径 | 5.6m | 5.8m | 0.2m |
| 乗車定員 | 5名 | 7名 | 2名 |
| 価格(2026年10月時点) | 4,780,000円 | 4,980,000円 | 200,000円 |
車体の重さの差は70kgと小さめです。それより、ホイールベースが190mm長いことで、高速道路で直進が落ち着きやすいという面もあります。
一方で、最小回転半径は5.8mと大きくなるので、狭い道や駐車場では取り回しに気を使います。
走りの面で言えば、7人乗りを選んで後悔するほどの差は出にくいです。迷うなら、エンジンより駐車場と使い方で決めるのが近道ですよ。
- 7人で乗る機会が年に何回あるか数えてみる
- 自宅の駐車場で全長4,760mmが収まるか測る
- よく行く道に狭い曲がり角が多いか思い出す
- 荷物を多く積むのか、人を多く乗せるのかを決める
7人乗りのサイズや3列目の使い勝手はリフター ロング(7人乗り)の価格とサイズ、2台の比較はリフターとリフター ロングどっちを選ぶかで詳しく見られます。

改良前のリフターとエンジンは同じ?
中古でリフターを探すと、アリュールやGTライン、デビューエディションといった過去のグレード名に出会いますよね。
日本で売られてきたリフターは2019年からの1世代だけで、どの年式も1.5Lディーゼルという点は同じです。
ただ、細かい数値や装備は年式によって違うことがあります。中古の個体を見る時は、その年式の諸元を販売店で確かめておきましょう。
エンジンの型は同じでも、走行距離やオイル交換の記録で状態は大きく変わります。整備記録簿があるかどうかを最初に聞いてみてください。
2024年8月のマイナーチェンジでは、見た目と装備が大きく変わりました。新しいエンブレムや3本爪のライト、10インチ画面、デジタルメーター、レーンポジショニングアシストなどが付いています。
グレードごとの装備の違いはリフターのグレード解説で一覧にしています。
ディーゼルを何年・何万kmまで乗れるかは、使い方と整備で大きく変わります。長く乗りたい方はリフターは何年乗れるかも参考にしてみてください。
エンジンや走りに納得できたら、次は買い方です。値引きの相場と交渉の順番はリフターの値引き相場で見られます。
よくある質問
リフターの排気量はいくつですか?
1,498ccです。5人乗りのGTも7人乗りのLONG GTも同じ1.5Lディーゼルターボで、自動車税は1.0L超1.5L以下の区分になります。
リフターのトルクはどれくらいですか?
最大トルクは300Nmで、1,750rpmという低い回転で出ます。発進や坂道で力強さを感じやすい特性です。
リフターの最高速度は?
日本の公式諸元には記載がありません。気になる方はプジョー正規ディーラーに確認してみてください。
7人乗りのLONG GTは走りが遅くなりますか?
エンジンとATは同じで、車両重量の差は70kgです。走りの差は小さく、全員乗った時の重さの方が大きく影響します。
リフターに4WDやMTはありますか?
どちらもありません。日本仕様は前輪駆動(FF)と8速ATの組み合わせだけです。
まとめ
- 全車1.5L BlueHDiディーゼルターボで、排気量は1,498cc
- 最高出力130ps、最大トルク300Nmを1,750rpmで出す
- 8速ATで高速道路の巡航が得意、WLTC高速は20.2km/L
- 5人乗りと7人乗りのエンジンは同じで、車両重量の差は70kg
- 最高速度は日本の公式諸元に記載が無い





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